
公園口鳥居から北海道神宮へ
電車やバスを乗り継ぎながら、ゆっくり流れる旅時間を楽しむ。
本記事はそんな夫婦旅の道中を、乗り継ぎ手段とタイムスケジュールを中心に綴っています。
今回は、札幌から登別温泉、白老を経て洞爺湖までをのんびり巡る5泊6日の旅です。
※記事中の電車・バス便、および時刻は記事作成時のものです。実際にご利用の際は、HP等で最新の情報をご確認ください。
【1日目】新千歳空港→JR千歳駅前(泊)
夕刻に新千歳空港着、JR千歳駅前で前入り泊
17:15
新千歳空港着
17:30-18:45
新千歳空港散策
18:54
JR新千歳空港駅発/JR千歳線エアポート155号小樽行(JR千歳駅まで¥270)
19:01
JR千歳駅着、徒歩で宿泊先ホテルへ
19:06
宿泊先「JRイン千歳」着
19:30-21:30
「串鳥 千歳駅前店」にて夕食
今回は札幌から南下して、登別温泉、白老、洞爺湖へと向かう5泊6日の旅。
初日は、割安航空チケットが午後発便のため、夕刻に新千歳空港へ到着しました。
その足で札幌に向かって札幌泊というのが一般的な旅程かと思いますが、一泊目はあえて千歳泊としました。
新千歳空港から千歳まではJR千歳線で10分もかかりませんから、
ターミナルビル2階でゆっくりお土産を見てお茶をした後、JR線で千歳駅へ移動。
時刻表をChexk JR北海道(千歳駅)
千歳での宿泊先は、駅前にある「JRイン千歳」。
JR千歳駅の東口を出てすぐの場所にあり、電車やバスの乗り継ぎ旅には抜群のロケーションです。
画像出典:JRイン千歳

宿泊DATA
◆最寄駅からのアクセス JR千歳駅徒歩30秒
◆大浴場 あり
◆コンビニ 徒歩1分圏内
◆宿泊ルーム ツイン
◆宿泊プラン 素泊まり
◆一言コメント クリーンで快適、移動の起点としては最適
◆Our評価 ★★★★☆
楽天トラベルでChexk >>JRイン千歳

歩いて5分のところに、ハスカップジュエリーが人気の「もりもと」千歳本店が。モーニングセットもあるので、朝、時間がある方にはおすすめ
ホテルに荷物を置いて少し休憩した後、予約しておいた「串鳥」千歳駅前店へ。
北海道で超有名な焼き鳥チェーンですが、私たちは今回で2回目。
前回の北海道旅行で串鳥デビュー、美味しさと値段の安さに感激して、ぜひまた行きたいと思っていたので、念願の再訪です。
千歳駅前店は、千歳駅から徒歩で5分ほどの距離。
今回も、美味しさと、価格の安さに大満足でした。

食べログでChexk >>串鳥 千歳駅前店

鳥精肉とひな皮の”塩”で呑む日本酒はサイコー
前入りの1日目は、美味しい焼き鳥とお酒で終了。
【2日目】支笏湖→札幌→新さっぽろ駅前(泊)
札幌へ向かう前に、路線バスで支笏湖へ
8:20
「JRイン千歳」発、ホテルに荷物を預けて徒歩で駅前バス停へ
8:30
千歳駅前バス停着/西口4番乗り場
8:38
千歳駅前バス停発/北海道中央バス千歳空港・支笏湖線、支笏湖行(支笏湖まで¥950)
9:22
支笏湖バス停着
9:30-12:40
支笏湖畔散策
2日目の最初の目的地は支笏湖。
今回、1泊目を千歳泊とした理由のひとつは、支笏湖へのアクセスの良さにあります。
千歳駅前から「支笏湖」直通の路線バスが出ていてとても便利。
ただし、午前中2本午後4本と、あまり本数はありませんので、旅程と照らし合わせて、最適な便を逃さないことが肝要です。
時刻表をChexk >>北海道中央バス(千歳駅前バス停)
バスに乗って38分ほどで支笏湖に到着。
到着時は雨天でしたが、しばらくして雨が上がり、雲間から青空も見えて、透明感のある澄んだ景色が望めました。
「ビジターセンター」前の小高い丘からの眺めも良いですが、少し歩いたところにある千歳川にかかる「山線鉄橋」をわたって、湖畔を散歩するのがおすすめです。

雨上がりの支笏湖畔をのんびり散策

コバルト色が美しい千歳川の川面
Enjoy 支笏湖?
◆公共交通機関でのアクセス ★★★
◆リラックス・癒やし ★★★
◆いちどは見ておきたい風景 ★★☆
◆文化・歴史がつたわってくる感 ★☆☆
◆食べ歩きも満喫 ★☆☆
◆1日でも楽しめる ★☆☆
◆過剰に混雑していない(平日) ★★☆
新札幌駅近くのホテルに荷物を置いて、地下鉄ですすきのへ
12:50
支笏湖バス停発(復路)/北海道中央バス千歳空港・支笏湖線、新千歳空港行(千歳駅前まで¥950)
13:28
千歳駅前バス停着
13:35
「JRイン千歳」に立ち寄って荷物を受け取り、徒歩でJR千歳駅へ
13:45
JR千歳駅着
14:06
JR千歳駅発/JR千歳線エアポート91号札幌行(JR新札幌駅まで¥750)
14:26
JR新札幌駅着、徒歩で宿泊先ホテルへ
14:35
宿泊先「ホテルエミシア札幌」着
支笏湖から千歳駅に戻り、ホテルで荷物を受け取って、電車で札幌へ。
札幌観光では札幌駅周辺に泊まるのが定番ですが、今回は、ホテル選びの都合で、札幌駅のひとつ手前、新札幌駅前で宿泊することにしました。
尚、千歳駅から新札幌駅までは快速エアポートで20分少々ですので、会話や車窓の景色に夢中になっていると、あっという間に到着します。
時刻表をChexk JR北海道(千歳駅)
この日の宿泊先は「ホテルエミシア札幌」。
JR新札幌駅から徒歩3分、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩1分の高層ホテルで、アクセスの良さと、宿泊環境が充実している割に宿泊費がリーズナブルな点が魅力です。
宿泊地を新さっぽろ駅前にしたのは、このホテルに泊まってみたかったからというのがいちばんの理由です。
期待に違わずきれいで機能的な、良いホテルでした。
画像出典:ホテルエミシア札幌

宿泊DATA
◆最寄駅・バス停からのアクセス JR新札幌駅徒歩3分 / 地下鉄新さっぽろ駅徒歩1分
◆大浴場 あり(別途料金)
◆コンビニ 徒歩5分圏内
◆宿泊ルーム ハイフロアダブル ◇22~23階
◆宿泊プラン スパ入浴券付/朝食付
◆一言コメント ハイフロアの展望&スパが魅力!移動にはやや不便
◆Our評価 ★★★☆☆
楽天トラベルでChexk >>ホテルエミシア札幌

スパ・アルパ(大浴場)の利用には別途料金がかかるので、スパ入浴券つきの宿泊プランがベスト
チェックインを済ませて、部屋でしばらく休憩してから、早めの夕食に出発。
前回の北海道旅行で食べる機会がなかったジンギスカンを食べに、地下鉄ですすきのへGO!
16:13
地下鉄新さっぽろ駅発/札幌市営東西線、宮の沢行(すすきの駅まで¥330)
16:13着-16:33発
地下鉄大通駅にて南北線に乗り換え/札幌市営南北線、真駒内行
16:41
地下鉄すすきの駅着
17:00-19:00
「北海道ジンギスカン蝦夷屋」にて夕食
19:00-20:30
札幌市街散策
ホテルから大通りを一本はさんだ向かいに地下鉄東西線の駅があるので地下鉄利用には便利ですが、入口からホームまでそこそこ距離がありますので、”プラス5分”は見ておいた方がよいです。
また、目的地が札幌駅周辺の場合は、JRを利用した方が時間的にも早くておすすめです。
私たちは、ジンギスカンのお店がすすきの駅の近くだったので、地下鉄を利用しましたが、途中、大通駅で南北線に乗り換える必要があり、けっこう時間がかかりました。
時刻表をChexk 札幌市交通局(東西線新さっぽろ駅)
時刻表をChexk 札幌市交通局(南北線大通駅)
この日の夕食は、すすきの駅から徒歩5分の「北海道ジンギスカン蝦夷屋」にて。
”バナナマンのせっかくグルメ”でも紹介されたお店で、平日でも予約必須の人気店です。
いわゆる”昔ながらのジンギスカン”が食べたい人には、少し洗練されすぎているかもしれませんが、看板商品の「なまら厚切りジンギスカン」をはじめ、ラムもマトンも絶品の味でした!

食べログでChexk >>北海道ジンギスカン蝦夷屋

人気店だけに混んではいるけど、店内は清潔感があって良い雰囲気。夫婦やカップルでの食事にもおすすめ
食後は札幌の繁華街をぷらり散歩。

賑わうすすきの交差点で札幌気分を満喫
20:40
JR札幌駅着
20:47
JR札幌駅発/JR千歳線エアポート182号新千歳空港行(JR新新札幌駅まで¥340)
20:56
JR新札幌駅着
すすきのから札幌駅まで散歩した後、帰路は札幌駅からJR線でホテルへ。
時刻表をChexk JR北海道(札幌駅)
“スパ・アルパ“で、ゆっくり入浴して、2日目ものんびりモードで終了。
ジンギスカン、ほんと美味かったなー・・(笑)
【3日目】北海道神宮→登別温泉(泊)
円山公園・北海道神宮で神気に満たされる
8:30
「ホテルエミシア札幌」発、ホテルに荷物を預けて徒歩で地下鉄新さっぽろ駅へ
8:35
地下鉄新さっぽろ駅着
8:43
地下鉄新さっぽろ駅発/札幌市営東西線、宮の沢行(円山公園駅まで¥330)
9:08
地下鉄円山公園駅着、徒歩で円山公園へ
9:13
円山公園着
9:15-12:45
円山公園散策・北海道神宮参拝
ホテル31階のレストランで朝食後、フロントに荷物を預けて、地下鉄で円山公園へ出発。
公園と隣接する北海道神宮に参拝するのが本日のメイン旅程です。
丸山公園は、地下鉄東西線で25分、「円山公園」駅で降りて5分ほどのところにあります。
時刻表をChexk 札幌市交通局(東西線新さっぽろ駅)
早朝だったこともあり、公園内は清涼な空気に満ちていて、少し紅葉がはじまった木立の中を朝の陽光を浴びながら散歩する貴重なひとときを過ごせました。
北海道神宮も想像していた以上に荘厳なたたずまいで、参拝後は、参道の茶店でお茶したり、円山公園に戻ってベンチで景色を眺めたりするうちにあっという間に時間が過ぎました。
北海道神宮は平日でも比較的多くの観光客が訪れますが、円山公園は敷地面積が広いのと、自然環境が豊かなので、人の多さはそれほど気になりません。
日常の喧騒を離れて、夫婦でのんびり時間を過ごすには、おすすめの場所です。
また、私たちは今回訪れませんでしたが、歩いて10分ほどの距離に円山動物園もありますので、円山公園、北海道神宮と合わせて丸1日、たっぷりと観光を楽しむことができます。

朝の陽光が木漏れ日となって降りそそぐ円山公園

あ!エゾリス! あわててピンボケ写真

北海道屈指のパワースポットで神気を養う

円山公園側の公園口鳥居から境内に入ってすぐの「開拓神社」は、特に人気のパワースポットです
「六花亭 神宮茶屋店」の焼き餅菓子「判官さま」は、ここだけの限定品。焼きたてをセルフサービスのほうじ茶で

Enjoy 円山公園&北海道神?
◆公共交通機関でのアクセス ★★★
◆リラックス・癒やし ★★★
◆いちどは見ておきたい風景 ★★☆
◆文化・歴史がつたわってくる感 ★★★
◆食べ歩きも満喫 ★★☆
◆1日でも楽しめる ★★★
◆過剰に混雑していない(平日) ★★★
高速バスで登別温泉へ、夕日に染まる地獄谷を散策
13:01
地下鉄円山公園駅発(復路)/札幌市営東西線、新さっぽろ行(新さっぽろ駅まで¥330)
13:26
地下鉄新さっぽろ駅着
13:35
「ホテルエミシア札幌」着、荷物を受け取り徒歩で再び地下鉄新さっぽろ駅へ
13:45
地下鉄新さっぽろ駅着
13:54
地下鉄新さっぽろ駅発/札幌市営東西線、宮の沢行(大谷地駅まで¥210)
13:57
地下鉄大谷地駅着、徒歩で大谷地駅バスターミナルへ
14:02
大谷地駅バスターミナル着/7番乗り場(道南バス)
14:10
大谷地駅バスターミナル発/道南バス高速おんせん号、足湯入口行(登別温泉まで¥2,410)
15:20
登別温泉バス停着、徒歩で宿泊先ホテルへ
12:25
宿泊先「登別グランドホテル」着
一旦新さっぽろ駅まで地下鉄で戻り、ホテルで荷物を受け取って、再び地下鉄で「大谷地」駅のバスターミナルへ。
時刻表をChexk 札幌市交通局(円山公園駅)
時刻表をChexk 札幌市交通局(東西線新さっぽろ駅)
バスターミナルで道南バス運行の「高速おんせん号」に乗り換えて、登別温泉へ向かいます。
高速おんせん号は、札幌駅と登別温泉を1時間40分で結ぶ高速バスで、新札幌から登別温泉に向かう場合、途中の停留所である「大谷地バスターミナル」から乗車します。
ただし、1日1本しかないのと、WEBでの事前予約が必須である点には注意が必要です。
時刻表をChexk >>道南バス
尚、JR登別駅前で一旦下車して、登別温泉行きの路線バスに乗り継ぐのであれば、北海道中央バス運行の「高速むろらん号」が便利。
「高速むろらん号」は、乗り換えに時間を要する分、「高速おんせん号」より時間がかかりますが、予約なしで乗車できる上、約1時間に1本程度の頻度で運行されていますので、当日のスケジュールに柔軟性を持たせておきたい場合には、こちらの利用がおすすめです。
時刻表をChexk >>北海道中央バス
高速バスの快適な乗り心地もあって、登別温泉に到着するまでの1時間40分はむしろ短く感じるくらいでした。
3日目の宿泊先は、登別温泉のバス停から歩いてすぐの「登別グランドホテル」。
「地獄谷」や「のぼりべつクマ牧場」へのアクセスにも便利な場所にあり、かつて天皇陛下もご宿泊されたことがある老舗ホテルだけに、フロントロビーの格調の高い上品なたたずまいは”さすが”という感じでした。
「サウナシュラン2023」で全国5位を受賞したサウナ施設や、勢いよく流れる滝をあしらった庭園露店風呂など、趣向を凝らした風呂施設は、一見一浴の価値ありです。
画像出典:登別グランドホテル

宿泊DATA
◆最寄駅・バス停からのアクセス 道南バス「登別温泉」バス停徒歩1分
◆大浴場 あり
◆コンビニ 徒歩5分圏内
◆宿泊ルーム <南館新客室>コンフォートツイン
◆宿泊プラン 和洋中バイキング/夕朝食付
◆一言コメント アクセス至便でサウナと庭園露店風呂が秀逸。
◆Our評価 ★★★☆☆
楽天トラベルでChexk >>登別グランドホテル

”ととのえ親方”監修の「鬼サウナ」は、オートロウリュ方式で110度の高温設定!
登別温泉といえば地獄谷が有名ですが、登別グランドホテルから地獄谷までは歩いて15分ほどの距離。
途中、からくりで動く閻魔様が鎮座する「閻魔堂」や、間欠泉が吹き出す「泉源公園」に立ち寄りながら、夕日の地獄谷を眺めてきました。

「地獄の審判」の時間になると閻魔様が・・

山肌をオレンジ色に染めた地獄谷
よく歩き、よく観た1日のしめくくりは、ホテル自慢のサウナと庭園露店風呂でしっかり”ととのって”
湯上りのビールもそこそこに熟睡でした(笑)
少し長くなりましたので、ここで一旦区切って、旅の後半は下記の記事にてお届けします。
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