※当サイトは記事内に広告を含みます

北海道

札幌・登別・白老・洞爺湖、秋の道央・道南を電車とバスで乗り継ぐ5泊6日夫婦旅(その2)

洞爺湖から羊蹄山望む


電車やバスを乗り継ぎながら、ゆっくり流れる旅時間を楽しむ。

本記事はそんな夫婦旅の道中を、乗り継ぎ手段とタイムスケジュールを中心に綴っています。


前回に引き続き、札幌から登別温泉、白老を経て洞爺湖までを巡る5泊6日の旅

旅の後半は、登別温泉から白老、洞爺湖までの道中記です。


※記事中の電車・バス便、および時刻は本記事作成時のものです。実際にご利用の際は、HP等で最新の情報をご確認ください。


【4日目】のぼりべつクマ牧場→虎杖浜(泊)

クマ牧場を楽しみすぎて、地獄谷は急ぎ足で


  • 10:00

    「登別グランドホテル」発、ホテルに荷物を預けて徒歩でのぼりべつクマ牧場へ
     

  • 10:10

    のぼりべつクマ牧場ロープウェイ乗り場着
     

  • 10:15-10:22

    ロープウェイで山頂へ(往復¥3000:クマ牧場入園料含む)
     

  • 10:30-14:00

    のぼりべつクマ牧場観覧
     

  • 14:00-14:07

    ロープウェイで山麓へ、徒歩で地獄谷へ移動
     

  • 14:20

    地獄谷着
     

  • 14:20-14:50

    急ぎ足で地獄谷を散策
     


「登別グランドホテル」でチェックアウト時間までのんびりした後、ホテルに荷物を預けて徒歩で「のぼりべつクマ牧場」へ出発

クマ牧場は山の頂にあるので、ふもとの駅からロープウェイに乗っていきます。


このロープウェイは、小型のゴンドラがリフト式に循環して来るタイプなので、待ち時間がほとんどなく乗車できます

ゴンドラから眺める山々の美しい風景

1人、2人の少人数で乗車できるので、他のお客さんに気をつかわず写真を撮ったり、絶景に眺め入ったりできますよ




約7分ほどゴンドラで見事な景色を楽しむと、頂上のクマ牧場に到着。


ちなみに、クマ牧場というと「クマのえさやりだけ」と思われがちですが、

ヒグマ博物館や、アイヌ文化を体験できるユーカラの里や、アヒルレースや、クッタラ湖の神秘的な眺めなどなど、楽しめる要素が満載。


行く前は「せいぜい1時間半もあれば充分」と思っていたのですが、予定を大幅に超過。

結局3時間半も滞在してしまいました(笑)

”えさやりだけではない”とはいえ、やっぱり餌やりは楽しい(笑)


展望台からは神秘的なたたずまいのクッタラ湖が望めます

Enjoy のぼりべつクマ牧場?

公共交通機関でのアクセス ★★★
リラックス・癒やし ★★
いちどは見ておきたい風景 ★★
文化・歴史がつたわってくる感 
食べ歩きも満喫 
1日でも楽しめる ★★★
過剰に混雑していない(平日) ★★



クマ牧場で、想定外に時間が押してしまったので、地獄谷の散策は急ぎ足で遊歩道を巡って30分程度に。

昨日の夕方に一度見ておいてよかった。


この日は、火山活動があまり活発でないのか、観光写真にあるような白煙がもくもくという感じではありませんでしたが、それでもかなりの迫力でした。

岩丘の裂け目から白煙が立ち上る

Enjoy 登別地獄谷?

公共交通機関でのアクセス ★★★
リラックス・癒やし 
いちどは見ておきたい風景 ★★★
文化・歴史がつたわってくる感 
食べ歩きも満喫 
1日でも楽しめる 
過剰に混雑していない(平日) 



路線バスで夕暮れの虎杖浜へ、”美人の湯”を満喫


  • 15:00

    「登別グランドホテル」で荷物を受け取り、徒歩で登別温泉バス停へ
     

  • 10:15

    登別温泉バス停着
     

  • 15:20

    登別温泉バス停発/道南バス苫小牧市立病院行(虎杖浜まで¥420)
     

  • 15:36

    虎杖浜バス停着、徒歩で宿泊先へ
     

  • 14:00-14:07

    「虎杖浜温泉ホテル」着
     


「登別グランドホテル」で荷物を受け取って、早足で登別温泉のバス停へ。


次の目的値、虎杖浜までは、直通のバスで16分ほどの近距離ですが、バスの本数があまりありません。

15時20分の便を逃すと、登別駅でJRに乗り換えて行かねばならず、JRの本数も少ないので少しあせりました。

間に合ってよかった。

時刻表をChexk 道南バス(登別温泉バス停)



バスに少し揺られて虎杖浜のバス停に到着。

4日目の宿泊先「虎杖浜温泉ホテル」までは、バス停から歩いて5分ほど。


外観は小規模な古めのビジネスホテルといった感じですが、中はリニューアルされていてとても綺麗でモダンな雰囲気。

2024年3月に新装オープンしたばかりの温泉は、広くて清潔感があり、おまけに食事も素晴らしくて、今回の旅で最も”事前の期待値を上回る”ホテルでした。

画像出典:虎杖浜温泉ホテル

宿泊DATA

◆最寄駅からのアクセス 道南バス「虎杖浜」バス停徒歩5分 / JR虎杖浜駅徒歩15秒
◆大浴場 あり
◆コンビニ 徒歩1分圏内(ホテル敷地内) 

楽天トラベルでChexk 虎杖浜温泉ホテル

温泉は源泉100%掛け流しの「美人の湯」露天風呂やサウナもあって何度も入りたくなる心地の良さ




近くの海辺を見に行った後は、温泉にゆっくりつかって、食事を堪能して、また温泉に入って、4日目終了です。

おしながきからもお料理の風情が伝わってきます



【5日目】白老、ウポポイ(民族共生象徴空間)→洞爺湖(泊)

JRで白老に移動、ウポポイでアイヌの歴史・文化に触れる


  • 10:00

    「虎杖浜温泉ホテル」発、徒歩でJR虎杖浜駅へ
     

  • 10:15

    JR虎杖浜駅着
     

  • 10:31

    JR虎杖浜駅発/、JR室蘭本線千歳行き(白老まで¥440)
     

  • 10:45

    JR白老駅着、徒歩でウポポイへ
     

  • 11:00

    ウポポイ着
     

  • 11:00-14:00

    ウポポイ見学・観覧
     


ホテルをチェックアウト後、白老の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」へと出発。


当初の予定では、9時過ぎにホテルの送迎バスで登別駅まで送ってもらって、そこからJRで白老駅まで行くつもりでしたが、想定以上の居心地の良さに予定を少し後ろ倒し。

チェックアウト時刻の10時までゆっくりすることに。


送迎バスは当初予定していた1本のみでしたので、ホテルから徒歩で15分ほどの「虎杖浜」駅まで歩いて向かうことにしました。

虎杖浜駅。簡素で小さい駅ながら旅情を感じます



虎杖浜駅には、特急列車の「北斗」や「すずらん」は停車しません

運行本数も少ないので、あらかじめ時刻表をよく確認してからの利用が必須です。

時刻表をChexk JR北海道(虎杖浜駅)

時刻表をChexk JR北海道(登別駅)



また、白老方面(苫小牧・札幌方面)の電車に乗るには、駅の入口から線路を挟んで反対のホームに渡らなければなりません

この跨線橋がけっこう急な傾斜で30段以上ありますので、大きいスーツケースを持って渡るのはかなりしんどく、それなりに時間もかかるのでご注意を。


白老駅までは電車で15分ほど。

そして、白老駅から歩いて10分ほどで「ウポポイ」に到着です。


「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は、アイヌ文化の復興・創造・発展の拠点として、2020年に白老町に誕生したナショナルセンターです。

国立アイヌ民族博物館や、国立民族共生公園や慰霊施設から構成されていて、アイヌの文化や世界観を、展示や、映像、体験などを通じて学ぶことができます。

国立アイヌ民族博物館から園内を一望

アイヌ民族博物館1Fのシアターで公開されている映像を最初に見ておくと、その後の見学や体験がより充実します


アイヌ語で「大きな沼」を意味するポロト湖


アイヌの伝統舞踊も観覧できます


ウポポイを訪れるにあたっては、アイヌの歴史や文化に関して少し勉強してから訪問したのですが、事前に想像していた以上に充実した展示・体験空間で、見学時間は3時間ほどを予定していたのですが、それではまったく時間が足りませんでした

この後、洞爺へ向かう電車の時間があったので、後ろ髪引かれる思いで現地をあとにしたのですが、機会を作ってまたぜひ再訪したいと思います。

Enjoy ウポポイ?

公共交通機関でのアクセス ★★★
リラックス・癒やし ★★
いちどは見ておきたい風景 
文化・歴史がつたわってくる感 ★★★
食べ歩きも満喫 
1日でも楽しめる ★★★
過剰に混雑していない(平日) ★★★



特急北斗に乗って洞爺湖温泉へ


  • 14:15

    JR白老駅着
     

  • 14:29

    JR白老駅発/JR室蘭本線北斗14号、函館行き(洞爺まで¥3,360)
     

  • 15:20-15:50

    JR洞爺駅着、洞爺湖温泉方面行きのバス待ちのため駅で待機
     

  • 15:59

    洞爺駅前バス停発/道南バス東町行き(中央通まで¥340)
     

  • 16:18

    中央通バス停着、徒歩で宿泊先へ
     

  • 16:21

    「洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス」着
     


白老駅で特急「北斗」に乗車して洞爺湖へ向かいます。

JR白老駅から洞爺駅までは、北斗が早くて便利ですが、時間帯によっては、特急「すずらん」と普通列車を乗り継いだり、普通列車のみで行くこともできます。

時間に融通が利く人は、すずらんや普通電車を使うと、時間はかかりますが運賃を安く抑えることができます

時刻表をChexk JR北海道(白老駅)



北斗に乗車して約50分ほどで洞爺駅に到着、ここで洞爺湖温泉方面のバスに乗り換えます。

時刻表をChexk 道南バス(洞爺駅前バス停)



路線バスで15分ほど行くと「洞爺湖温泉」のバス停。


洞爺湖近辺のバス停は、バス停間の距離が短く、ホテルの立地に合わせて細かく設置されていますので、あらかじめホテルにいちばん近いバス停を調べおいて、そこで下車するようにしましょう。

この日の宿泊先は2つ先のバス停「中央通」で下車してすぐの場所にある「万世閣ホテルレイクサイドテラス」

老舗の観光ホテルなので外観は若干古めかしく感じますが、内装はリニューアルされていて綺麗。

洞爺湖畔にあり、部屋や食堂、庭から洞爺湖が一望できます。


とりわけ最上階にあるインフィニティー露天風呂「星の湯」から見る洞爺湖の景色は絶品です。


宿泊DATA

◆最寄駅からのアクセス 道南バス「中央通」バス停徒歩1分 /道南バス「洞爺湖温泉」バス停徒歩10分
◆大浴場 あり
◆コンビニ 徒歩5圏内

楽天トラベルでChexk 万世閣ホテルレイクサイドテラス

8階の「星の湯」は、奇数日は女性、偶数日は男性の入れ替え制なので、事前確認して宿泊日と入浴時間を調整するのがベスト



チェックイン後は、夕暮れの洞爺湖畔を散歩して、温泉、夕食の定番コース。

湖面を茜色に染める夕暮れの洞爺湖



例年4月末頃から10月末頃までは「洞爺湖ロングラン花火大会」が開催されていて、20分ほどですが毎日花火が打ち上げられます。


ホテルの部屋から見る花火が旅の夜の風情を引き立てます。


花火は移動する船から打ち上げるので、最後まで見るなら湖畔に出て鑑賞するのがおすすめ



【6日目】洞爺湖→新千歳空港(帰路)

洞爺湖畔でのんびり過ごして、帰路新千歳空港へ


  • 10:00

    「万世閣ホテルレイクサイドテラス」発、ホテルに荷物を預けて朝の散策がてら遊覧船乗り場へ
     

  • 10:20-

    遊覧船乗り場着
     

  • 10:30-12:20

    洞爺湖遊覧船(途中”大島”に1時間ほど滞在)
     

  • 12:20-

    遊覧船乗り場帰着
     

  • 12:20-15:30

    洞爺湖畔散策
     


最終日は、1日洞爺湖畔でのんびりの予定でスタート

ホテルに荷物を預けて、朝の散歩がてら遊覧船乗り場へ


洞爺湖遊覧船へ乗船し、20分ほどかけて洞爺湖の中程に浮かぶ「大島」に行き、大島で1時間ほどゆっくりしてから、ふたたび遊覧線でもどってきました。

大島で下船しない場合は往復で50分ほど、大島で下船して30分後の船に乗船するなら80分ほどの遊覧になります。

尚、11月から4月初旬の冬期は大島に上陸できません。


戻ってきたあとは、「わかさいも本舗 洞爺湖本店」に立ち寄ったりしながら、洞爺湖畔で午後までまったり。


旅行の最終日には、「そこ」にいる旅の時間が名残惜しくなって、移動の予定を組んでいても取りやめて、ひと所でゆっくり過ごすことが多いのですが、今回もかなりゆっくりモード(笑)の最終日となりました。


湖面の青が美しい朝の洞爺湖



  • 15:30

    「万世閣ホテルレイクサイドテラス」で荷物を受け取り、徒歩で洞爺湖温泉バス停へ
     

  • 15:50

    洞爺湖温泉バス停着
     

  • 16:05

    洞爺湖温泉バス停発/道南バス洞爺駅前行き(洞爺駅前まで¥340)
     

  • 16:36

    洞爺駅前バス停着
     

  • 16:53

    JR洞爺駅発/JR室蘭本線北斗15号札幌行き(南千歳まで¥5,220)
     

  • 18:15-18:23

    JR南千歳駅にて千歳線に乗り換え/JR千歳線快速エアポート152号新千歳空港行き(新千歳空港まで¥220)
     

  • 18:26

    JR新千歳空港駅着



復路は、洞爺湖温泉からバスで洞爺駅へ、そこからJRで南千歳を経て新千歳空港へと向かいました。

時刻表をChexk 道南バス(洞爺湖温泉バス停)

時刻表をChexk JR北海道(洞爺駅)

時刻表をChexk JR北海道(南千歳駅)



支笏湖ではじまり洞爺湖で終えた今回の旅行でしたが、道中で、登別クマ牧場の展望台からクッタラ湖を見、ポロト湖のほとりにあるウポポイを訪れたりと、はからずも北海道の美しい湖を巡る旅になりました。


いずれまた、阿寒湖や摩周湖、屈斜路湖など、他の湖も訪れてみたいと思いつつ、5泊6日のゆったり夫婦旅はこれにて終了です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


今回のおみやげたち

-北海道