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鹿児島県

桜島・錦江湾の絶景と指宿・開聞岳の眺望を堪能する、鹿児島4泊5日の夫婦旅(その1)

月明かりに照らされる桜島と錦江湾 2024.11.18 

【1日目】鹿児島空港から市内へ移動|錦江湾と桜島を望む鴨池エリアに宿泊

鹿児島中央駅でランチ、絶品の黒豚とんかつを味わう


  • 9:40

    鹿児島空港着
     

  • 9:50-10:40

    鹿児島空港散策
     

  • 10:45-11:23

    バス移動/鹿児島空港→鹿児島中央駅(空港連絡バス 高速船ターミナル行)
     

  • 11:35

    「とんかつ川久」着
      

  • 12:10-13:00

    「とんかつ川久」にて昼食
     


私たち夫婦は、旅先の地を気に入ると何度も繰り返し訪れるのが常ですが、

鹿児島旅行は今回で5回目。


1回目の鹿児島旅行ではガイドブックに載っている鹿児島市内の観光地桜島を中心に。

2回目は霧島知覧指宿にも足を延ばして。

3回目は「城山ホテル」滞在を中心に。

4回目は大隅半島を経て宮崎へ


そして5回目の今回は、桜島と錦江湾、開聞岳の眺望をテーマに、雄大な鹿児島の自然を満喫することにしました。


先を急ぐ旅ではありませんので、まずは”鹿児島に着いた気分”を楽しむために、空港で足湯に入ったりしながらのんびり。


鹿児島空港から鹿児島中央駅までの連絡バス(リムジンバス)は、10分から15分間隔で運行していますので、鹿児島中央駅方面へのアクセスは、それほど時間に縛られないのが嬉しいところです。

時刻表をCheck 空港連絡バス



鹿児島中央駅に着いてすぐ向かったのが「とんかつ川久」

食べログの「とんかつ百名店」に毎年選出されているお店で、地元民にも人気が高い老舗の名店です。


最初の鹿児島旅行の際に絶品の黒豚とんかつをいただいて以来、なかなかタイミングが合わなくて再訪できなかったのですが、念願かなって今回2度目の訪問となりました。


以前うかがった際には行列に並んで待ったのですが、今回は店内で整理券を発券してもらい、順番が近づいたら携帯電話に連絡が来るシステムに変わっていました。

整理券発券機の画面を見ると、7人待ちということで駅周辺のお土産屋さんを見るうちに、30分ほどで順番が来ました。

注文したのは「上黒豚ロース定食」。

「上黒豚ヒレカツ定食」とともにお店の看板メニューです。

上黒豚ロースカツ/タレはソース、しょうゆだれ、ゆずみその3種

食べログでCheck >>とんかつ 川久


厚みのあるお肉はほんのり淡いピンク色で、「いちばんおいしい状態で提供」することにこだわっているのだとか。

サクッとした衣と、ジューシーで柔らかなお肉の食感がサイコー!

芳醇な脂のうまみがありながら、あと味はさっぱり爽快で、まさに逸品のとんかつです!


ヒレはロースよりも脂身が薄くてあっさりめガッツリ味わいたいならロース



天文館むじゃき本店で元祖「白熊」にほっこり


  • 13:10-13:18

    鹿児島市電で移動/鹿児島中央駅→天文館通(市電2系統 鹿児島駅前行)
     

  • 13:25

    「天文館むじゃき 本店」着
     

  • 13:25-14:40

    「天文館むじゃき 本店」でお茶タイム
     


昼食の後は、鹿児島中央駅前から市電に乗って鹿児島一の繁華街、天文館へ移動。

鹿児島中央駅前から天文館へは、バスを使っても市電を使っても行けますが、

鹿児島中央駅前発のバス路線は、バス会社も、系統も、乗り場も複数あるのに対して、市電は”2系統”の鹿児島駅前行き1本なので、市電を使った方が簡単です。

時刻表をCheck 鹿児島市電



ちなみに公共交通機関で鹿児島観光をするなら「CUTE(キュート)」がおすすめ!

乗り放題の1日券(1,300円)または2日券(1,900円)を購入すれば、鹿児島市交通局が運行する交通手段(市電・市バス・桜島フェリー、循環バス)が乗り放題で利用できてコスパ最強!です。

お得なチケットをCheck CUTE


CUTEは観光案内所で購入できますが、「デジタルチケット」のネット購入が便利



さて、天文館でのお目当ては、鹿児島名物のスイーツ‘’白熊(白くま)‘’の元祖「天文館むじゃき」


「白くま」は、かき氷に練乳やミルクをかけ、色とりどりのフルーツをトッピングした氷菓子で、鹿児島観光の定番メニューで市内の多くの喫茶店や飲食店で食べることができますが、発祥の地は「天文館むじゃき 本店」なのだとか。


どうせ食べるなら元祖で、ということで天文館通まで足を運びました。

ちなみに、天文館むじゃき 本店さんも、今回2回目の訪問。

休日などは長蛇の列ができることも多いようですが、この日は運よく10分ほど待っただけで、席に座ることができました。

定番の「白熊」は前回いただいたので、今回は、少し趣向を変えて「チョコレート白熊」と「プリン白熊」にしました。


チョコレート白熊/右:プリン白熊

食べログでCheck >>天文館むじゃき 本店


見た目の素朴なかわいらしさと、どこか懐かしさを感じさせてくれるさっぱりしたミルキーな甘さは、このお店ならではの味わいです。


レギュラーサイズは少し大きめ、女性1人で食べるならベビーサイズでいいかも


鴨池港エリアで錦江湾&桜島ビューの絶景に感動


  • 15:08-15:36

    バス移動/天文館-九州電力前(鹿児島市交通局(市バス) 鴨池港・文化ホール線、中央駅経由鴨池港行)
     

  • 15:40

    「マリンパレスかごしま」チェックイン
     


白熊を食べてゆっくり涼んでから、本日の宿泊先へ。

天文館からバスで鴨池港方面へ向かうのですが、天文館のバス乗り場は7番乗場まであるので、利用するときはバス停を間違えないように注意です。


ちなみに鴨池港方面は4番乗場か5番乗場になり、むじゃき本店がある天文館アーケードから大通りに出て、横断歩道をわたった右手にあります。

また、目的地のバス停「九州電力前」へは、「鹿児島交通」のバスと、「鹿児島市交通局」のバスのいずれでも行けますが、鴨池港まで直通で行けるバスはそれほど本数がありません。

また「CUTE」が使えるバスは鹿児島市交通局の市バスのみ。鹿児島交通や南国交通のバスでは使えませんので、事前に時刻表を確認しておきましょう。

時刻表をCheck 鹿児島市交通局バス(市バス)


30分ほどバスに揺られて「九州電力前」のバス停に到着。

バス停から徒歩で3分ほどで宿泊先に到着です。

この日の宿泊先は「マリンパレスかごしま」です。

前回の鹿児島旅行で初めて利用し、すっかり気に入って今回も迷わず再訪することにしました。


マリンパレスかごしまの最大の魅力は、眼前に広がる錦江湾と桜島の圧倒的なパノラマビュー

客室の窓やテラス、レストランやラウンジ、大浴場など、いたるところから一望できる桜島と錦江湾を眺めていると、心が洗われるような開放感と充足感に満たされます。


ホテル自体の作りもシンプルながら、清潔感と透明感のあるおしゃれな雰囲気で、静かにゆっくりとくつろげます。

華美なリゾート感や、リッチステイタスな雰囲気を求めないならば、5つ星の満足感が得られるホテルかと思います。



画像出典:マリンパレスかごしま

宿泊DATA

◆最寄駅からのアクセス 鹿児島市交通局市バスor鹿児島交通バス「九州電力前」バス停徒歩3分
◆大浴場 あり
◆コンビニ 徒歩5分圏内

◆宿泊ルーム オーシャンビューツイン
◆プラン名 選べる夕食付きプラン[夕・朝食付き] 
◆一言コメント 全室オーシャンビュー。錦江湾と桜島のパノラマは感動ものです!
◆Our評価 ★★★★

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客室のテラスから噴煙を上げる桜島を望む


鹿児島の食材使ったオリジナリティーあふれるフレンチコース


月光に浮かび上がる桜島、インフィニティラウンジにて


インフィニティーラウンジからの夜景をおみのがしなく!




【2日目】JRで日本最南端の駅・西大山へ|開聞岳の絶景と知林ヶ島を散策

指宿駅から日本最南端の駅「西大山駅」へ


  • 9:00

    ホテルチェックアウト
     

  • 9:11-9:35

    バス移動/九州電力前→鹿児島中央駅(鹿児島市交通局(市バス) 鴨池港・文化ホール線、中央駅経由水族館前行
     

  • 10:02~11:52

    JR移動/鹿児島中央→西大山(JR指宿枕崎線 枕崎行)
     

  • 11:52-12:30

    西大山駅周辺撮影・散策
     


桜島と錦江湾の眺めを堪能して、いよいよ今回の旅の目的地、指宿へ出発です。

ホテル最寄りの「九州電力前」バス停から鹿児島交通のバスで「鹿児島中央駅前」へ。

時刻表をCheck 鹿児島市交通局バス(市バス)


そこからJR指宿枕崎線に乗り込み、一路南へ。最初に向かう先は、日本最南端の駅「西大山駅」。

時刻表をCheck JR指宿枕崎線



途中、「指宿駅」を通過しますが、私たちが向かったのはその先。

車窓に海や畑の風景が広がるローカル線に揺られながらのんびりと進み「西大山駅」に到着です。


この小さな無人駅、ホームには「日本最南端の駅」の碑があり、記念写真の定番スポット。

しかも、背後には雄大な開聞岳(薩摩富士)がどーんとそびえ、駅のシンボルのような存在感を放っています。

運よく天気も良く、記念撮影にも絶好のコンディション。

駅の横には「幸せを届ける黄色いポスト」もあり、旅情を盛り上げてくれました。

西大山駅は停車する電車の本数が少ないので、乗り継ぎ計画を吟味して向かいましょう


「日本最南端の駅」のホームから開聞岳を望む


知林ヶ島へ海岸散歩、錦江湾のパノラマビューを堪能


  • 12:30-13:00

    徒歩移動/JR西大山駅→徳光公民館バス停
     

  • 13:13-13:59

    バス移動/徳光公民館-休暇村(鹿児交通 池田湖-知林ヶ島入口線 知林ヶ島入口行)
     

  • 14:10-16:00

    知林ヶ島へ海岸散歩
     

  • 16:00

    「休暇村指宿」チェックイン



駅での記念撮影を終えたあとは、徒歩で「徳光公民館バス停」へ。

バス停までは歩いて30分ほど、通常は歩かない距離なのですが、適当なつなぎ手段が無かったため、頑張って歩きましたが、道すがら目前に迫ってくる迫力の開門岳を眺められたのは、思わぬ“贈り物“をもらったようでした。

火山灰由来の”黒ボク土”ごしに見る迫力の開聞岳


尚、指宿地区の路線バスを利用する場合、事前に購入しておきたいのが「のったりおりたりマイプラン」の1日乗車券もしくは2日乗車券

1日乗車券(¥1,100)は、指宿市内を走る路線バスが1日乗り放題になる切符で、バスで指宿エリアを観光するなら必須のアイテム。

特に、知林ヶ島から池田湖間を走る路線は、指宿エリアの主要観光地を全て経由していますので、これを使わない手はありません。


また、2日乗車券(¥2,200)は、指宿市内に加えて、鹿児島-知覧線と、知覧-指宿線も乗り放題になりますので、さらにお得です。


ただし購入できる箇所が限られているので注意。

1日乗車券は、指宿駅車内の「指宿観光センター」か、指宿駅正面にある「鹿児島交通 指宿営業所」、もしくは指宿市内の主なホテルで購入できます。

また、2日乗車券は、上記に加えて「天文館チケットセンター」か、「山形屋チケットセンター」でも購入できます。

お得なチケットをCheck のったりおりたりマイプラン

時刻表をCheck 鹿児島交通バス


徳光公民館バス停で池田湖-知林ヶ島線の路線バスに乗車して、次の目的地「休暇村指宿」「知林ヶ島」へ向かいます。

「休暇村(きゅうかそん)」バス停で下車し、本日のお宿「休暇村指宿」へ到着。


チェックインを済ませて部屋で少し休憩した後、徒歩で5分ほどの知林ヶ島


知林ヶ島は、大潮や中潮の日にだけ現れる砂の道「ちりりんロード」を歩いて渡れる無人島です。


今回はその道が海に沈んでいるタイミングだったので、島へは渡れませんでしたが、これは想定内。

海岸から島を眺める景色だけでも十分に美しく、印象的な風景が広がっていました。

知林ヶ島に歩いて渡れるのは、3月から10月にかけての大潮又は中潮の干潮時



どこか静かで、時間の流れがゆるやかに感じられる海辺。

指宿方面から眺める錦江湾の眺めは、鹿児島市街地や桜島からの眺めとはまた違った趣があります。

潮の音を聞きながら、旅のテンポを少し緩めて、ただ景色を眺めるひとときは、心にじんわりと残ります。

3月から10月の干潮時は、島に徒歩で渡れる‘’海中‘’の道が現れる


Enjoy 知林ヶ島?

公共交通機関でのアクセス ★★
リラックス・癒やし ★★
◆いちどは見ておきたい風景 ★★
文化・歴史がつたわってくる感 
食べ歩きも満喫 
1日でも楽しめる 
過剰に混雑していない(平日) ★★



穏やかな景色を眺めていると、辺りには夕刻の兆しが。

宿に戻って温泉と食事のゴールデンタイム(笑)です。

本日の宿泊先「休暇村指宿」は、指宿市街地の北東、多良岬の突端にあり、客室の窓からは錦江湾の水平線が広がる、気持ちのいいロケーションのお宿です。

建物や部屋の作りは、どちらかというとシンプルな方ですが、丁寧に整えられた清潔感のある空間で、とても快適に過ごせました。



画像出典:休暇村指宿

宿泊DATA

◆最寄駅からのアクセス 鹿児島交通バス「休暇村」バス停すぐ
◆大浴場 あり
◆コンビニ 徒歩圏内に無し

◆宿泊ルーム オーシャンビューベランダ付和洋室セミダブルベッド2台+5畳
◆プラン名 鹿児島郷土味覚満載!br薩摩料理 × ハーフビュッフェ
◆一言コメント 窓からの海の眺めが最高! 食事も美味しくて満足
◆Our評価 ★★ 

楽天トラベルでCheck 指宿温泉 休暇村 指宿



指宿名物といえば「砂むし温泉」ですが、こちらの宿にも敷地内に砂むし温泉施設があり、宿泊者は気軽に利用できます。

私たち夫婦は「蒸される系」がちょっと苦手(笑)ということで、今回は見るだけにして通常の温泉を楽しみました。


夕食は鹿児島や指宿の特産品を使った地元らしいメニューが並び、どれも気取らず美味しいものばかり。派手さはないけれど、一つひとつに丁寧さを感じる内容で、しっかり満足感がありました。

「休暇村」は全国各地に展開されていて、私たちも何度か利用していますが、この休暇村指宿は、その中でも印象に残る一軒になりました。

立地の良さ、施設の整い方、料理のクオリティー。どれをとっても“間違いのない宿”という印象で、また指宿に来ることがあれば、リピートしたいと思えるお宿でした。

部屋からは、錦江湾と対岸の大隅半島の雄大な景色が


部屋は海側と山側がありますが、予約するなら断然海側がおすすめ!



錦江湾の大パノラマからのぼる朝日




ここで一旦区切って、旅の後半は下記の記事にてお届けします。

続きはこちら
桜島・錦江湾の絶景と指宿・開聞岳の眺望を堪能する、鹿児島4泊5日の夫婦旅(その2)

枚聞神社の鳥居から開聞岳を仰ぐ 2024.11.18  【3日目】枚聞神社参拝・唐船峡流しそうめん|指宿の名所を巡る 3日目は「休暇村指宿」からスタート。 宿の目の前にある「休暇村」バス停から路線バス ...

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